トップページ > スパンについて

スパンについて

user-pic

次週は7日(水)お休みしますが、須山プロが居りますので、
ドリルご希望の方はお早めにご予約頂けると有り難く存じます。

今日はスパンについて気が付いたことをお話します。
最近は平均的にスパンが短すぎる傾向にあることを強く感じます。恐らく手首を可動させるハイレブリリースの流行から、短めのスパンが広まってきたのではないかと考えます。
ボールをグリップする際のフィット感を考えた場合、スパンの占める割合は全体の40%以上で、
サムの抜け、フィンガーのリフトに対して与える影響は大であると言えるでしょう。
そう考えるともっと慎重にスパンを決定すべきではないかと思います。
特に手首を固定するようなタイプの人に、必要以上に短いスパンを与えてしまうと、まずボールが落ちやすくなり、その結果落とすまいと握り過ぎるようになったりして、サムの抜けが不安定になることが良くある現象です。

ではどうやって適正なスパンを見いだせば良いのでしょう。

実はスパンは手首の角度によって微妙な設定が必要なのです。手のひらが下を向いてしまうような「ブロークンリスト」タイプは手のひらとボールの間に隙間を空けすぎないようなスパンが適正だと考えます。それとは反対に手のひらが上を向いてリリースするような「カップリスト」タイプはそれよりもやや(1/8インチ程度)短めにすることでスムーズなリリースができるようになるはずです。

勿論リストタイやグローブ類を普段使うタイプは必ずメジャーリングの際には着用して測定しないと、後でスパンが長すぎてフィンガーの爪が背中に当たって痛めることがあるので注意が必要です。さらにスパンは関節の伸びによって変化をすることもありますから、ニューボールドリルの際には、必ずスパンの再チェックが必要です。あなたのスパンは大丈夫ですか?

このブログ記事について

このページは、日坂が2011年9月 3日 16:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「視察に行って参りました」です。

次のブログ記事は「今週の日坂さん 9/12~」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。