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ボールの曲がりにまつわる話

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今週は12(水)~13(木)連休でお休み致します。
14日からは関東学院大学の秋学期授業がスタート致します。午後の授業を担当致しますので、
ドリルのご予約の際はお電話にてご確認の上ご来店ください。

今週はボールの曲がりにまつわるお話をいたします。

 より大きく曲がるように「バランスをずらしてあけて欲しい」とか「曲がるようにバランスホールをあけたい」といった注文をしてこられることがよくあります。注文する側は、ボールを曲げる要素として恐らくボールの重心が傾くことによってボールは曲がるのだろう、という思い込みから言って来るのでしょう。皆さんはどのようにお考えですか?

 実はバランスには2通りのバランスがあって、皆さんが想像している重心をずらすバランスは静的バランス(スタティックバランス)と言います。通常はドリル後のバランス規定があり、その範疇では殆ど曲げるための役には立っていません。曲がりに影響を及ぼすのはボールが回転することによって生じる遠心力によって生まれる動的バランス(ダイナミックバランス)の効果の方がはるかに大きく、動的バランスによって生じるトラックフレアの広がりこそが現代のバランス効果なのです。

 ではフレアさえ大きければボールは曲がるのでしょうか?仮にプラスティックボールのような曲がりの小さいボールでもフレアを大きくすれば曲がりは大きくなるのでしょうか?答えは「NO!」です。例えフレアが大きくても、ボールを曲げるためには摩擦の大きさが必要になるのです。

 ボールを曲げるためには、ボールの回転軸の向きが進行方向と異なる必要になります。これを「アクシスローテーション」といい、大きいほど(最大で90度)軸移動の量が大きくなり、曲がりは大きくなるのです。ですが、前述のように例え「アクシスローテーション」が大きくても摩擦が小さいと軸の移動は起きにくくなって、曲がらないうちにピンに当たってしまうことだってあるのです。

 ここまで言うともうお解りですね。ボールを曲げる為にはどうしても「2つ」の要素が重要なのです。「アクシスローテーション」と「摩擦」このどちらが欠けてもボールは曲がらないのです。

 では「バランスの効果」は?と言うと、フレアを大きくすることにより、一回転ごとにボールのフレッシュな面がレーンと接することになり、摩擦を少しだけ増やす役割がある、という程度なのです。

 実験では摩擦力のある表面素材のボールと摩擦力の小さいボールとでは、板目(レーンの)約27枚の違いがあることが解っています。いかに摩擦力が重要かお解り頂けたでしょうか。

ボールモーションを決定づける要素は
 ●レーンコンディション
 ●物理的要因(投げ方)
 ●ボールリアクション
この3つの要因が絡み合って決まるのです。

このブログ記事について

このページは、日坂が2011年10月 9日 21:37に書いたブログ記事です。

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