日米女子プロ対談に出席しました。
先週、静岡県の柿田川パークレーンズのミーティングルームにて、JPBAトーナメントに参戦中のウェンディー・マックファーソンとJPBAの女子10名による、日米の女子プロ対談が開催され、主催者からのご指名を受け、出席いたしました。
対談というよりは、ウエンディーからのJPBA女子へのレクチャーと言った方が的確だと思われる内容でした。
ウェンディーからの指摘は、タイミング、レーンアジャスティング、ボールアジャスティングに対して、特に日本の女子が米国に比べ劣っているということでした。フィジカル(体力)的には日本人と変わらない体格の、何勝もしている米国女子プロもいるので、体力差ではない、と言っていましたが、ボールスピードや回転数など、男子に近いパワーを兼ね備えた選手が勝っているのであって、私見としてはパワーの差は歴然としているように感じます。勿論トレーニングによってその差を埋めることは可能だと思いますが。
さらにもう一つの大きな壁は環境の違いがありすぎる事です。レーンコンディションひとつ取ってみても、スポーツコンディション(フラットなオイル)が当たり前になっているタフなコンディションでトーナメントが行われている米国と比較的易しいクラウンのハウスコンディションでしか練習できない日本のプロとでは、レーンアジャストの精度を身につける上でも違いがありすぎるように思います。
投球タイミングの話では、日本の女子の殆どがリリース時、手足同時に動いているタイミングなのに対して、「手遅れタイミング」にするべきではというアドバイスでした。スライドが止まって、後から手が降りてこないとパワーが伝わりにくい、という事なのです。
身体の使い方にしても、ボールが曲がるために外に出さなくてはならないのに、日本のボウラーの殆どがスクエアーであるために、ボールを上手く外に向けることが出来ていない、という指摘でした。
確かにこの指摘は正しいと思いますし、これから日本の女子が取り組むべき重要な課題を与えてくれたように感じました。
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この対談の動画は、笹塚ボウル支配人様「財津 宜史のブログ」に掲載されています。
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